• おまけ
  • 研究の土台あり

適職診断(仕事の興味の6タイプ)

やってみたい仕事の活動を36問で答えると、6つの型に分けて並べます。そう出た理由を、答えごとに書きます。

おまけの診断です。自分の説明書には入りません。

土台にしたのは、ホランドの職業興味の理論(6つの型)と、興味と仕事の関係の研究です。質問そのものは当サイト独自の36問で、信頼性や妥当性はまだ確かめていません。

この診断は、仕事の中の「やってみたい活動」を6つの型に分けて並べます。能力、向き不向き、採用されやすさ、収入は分かりません。

適職診断(36問・無料)

  • この診断は、自分の説明書には入りません。回答と結果は、この端末の中だけで処理します。送信も保存もしません。
  • 36問・約5分です。途中で前の質問に戻って、答えを直せます。

あなたの結果

答えると、ここに出ます。

ホランドの6つの型とは

ホランドの考え方は、心理学者ジョン・ホランドが1959年に示したものです。人の興味と仕事の環境を、同じ6つの型で表します。6つの型は、英語の頭文字をとって RIASEC と呼ばれることがあります。「RIASEC」「リアセック」は株式会社リアセックの登録商標です。当サイトは同社とは関係がありません。下の6つは、その型の人が選びやすい活動を当サイトの言葉で書いたもので、型の名前は短い言い換えを主にして、一般の訳語を添えました。

6つの型は、六角形に並べて「隣の型ほど似ている」と説明されることがあります。ただし、この並びが国をこえて同じ形になるかは、研究では支持されませんでした(下の「研究でわかっていること」の4つめ)。当ページは、隣り合う型の組み合わせがまとまっているかどうかの判定は出しません。

job tag(厚生労働省の職業情報提供サイト)の就業者調査の数値を、当サイトが加工して選びました。あなたに向いている職業という意味ではありません。同じ興味の型の人が働いている職業を、探しはじめるきっかけとして使ってください。数値は各職業の就業者が「自分の職業ではふつうどうか」として答えたもので、回答者がその職業かどうかは本人の申告です。

この型の興味が、ほかの型より目立つと就業者が答えた職業の例。各型の例は最大8件で、括弧の中は、就業者の答えから計算した、その職業で目立つ型の並びです(職業の説明ではありません)。職業名は、job tag(厚生労働省)の職業ページへのリンクです。

手と道具で(現実的)

体を動かす、道具や機械を使う、物を作る・直す、育てる、といった活動です。屋外の作業や、現場での点検・施工、調理もここに入ります。結果が目に見えて残るのが特徴です。

この型の興味が、ほかの型より目立つと就業者が答えた職業の例

調べて考える(研究的)

調べる、測る、試す、数字やデータから理由を考える。そうした活動を指します。研究職のほか、原因を突き止める仕事や分析の仕事にも出てきます。答えがすぐに出ない問いを、時間をかけて考える場面が多くなります。

この型の興味が、ほかの型より目立つと就業者が答えた職業の例

  • 情報工学研究者 (調べて考える → 手と道具で → 人を動かして進める)
  • アクチュアリー (調べて考える → 人を動かして進める → 整えて回す)
  • 細胞検査士 (調べて考える → 手と道具で → つくって表す)
  • 薬学研究者 (調べて考える → 手と道具で → 人を動かして進める)
  • 医学研究者 (調べて考える → 手と道具で → つくって表す)
  • 調香師 (調べて考える → つくって表す → 人を動かして進める)
  • 社会学研究者 (調べて考える → 人を動かして進める → つくって表す)
  • 分析化学技術者 (調べて考える → 手と道具で → 整えて回す)

つくって表す(芸術的)

色・形・音・言葉などで、自分なりの表し方をつくる活動です。デザインや制作のほか、文章、空間、見せ方を考える仕事も含みます。決まった答えが無い中で、自分なりの形にしていく場面に近いものです。

この型の興味が、ほかの型より目立つと就業者が答えた職業の例

人を支える(社会的)

教える、聞く、支える、案内する、世話をするといった、人に向き合う活動です。教育・福祉・医療・相談の仕事に多く出てきます。「社会的」は、社交的という意味ではありません。

この型の興味が、ほかの型より目立つと就業者が答えた職業の例

人を動かして進める(企業的)

人に説明して動いてもらう、目標を立てて進める、交渉する、企画を通す。こうした働きかけを指します。営業・経営・企画・管理の仕事で目立ちます。物事を前に進める役まわりです。

この型の興味が、ほかの型より目立つと就業者が答えた職業の例

整えて回す(慣習的)

決まった手順や形式に沿って、数字・書類・予定をもれなく扱う活動です。経理・事務・検査・管理の仕事に多く出てきます。ルールがはっきりした中で、正確に進める場面のものです。

この型の興味が、ほかの型より目立つと就業者が答えた職業の例

出典: 独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)作成「職業情報データベース 簡易版数値系ダウンロードデータ ver.7.00」職業情報提供サイト(job tag)より2026年10月7日にダウンロード(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/download)を加工して作成

興味と「向いている仕事」の関係(研究でわかっていること)

この節は論文の抄録(要旨)を読んで書いています。本文は読んでいません。数字や言い方は、抄録に書いてある範囲に限りました。

興味は仕事の成果や続きやすさと関係する。ただし小さい

Van Iddekinge ら(2011年)は、74の研究・141のサンプルを統合しました。1つの興味の尺度と仕事の成果の相関は .14、訓練の成果は .26、辞めたい気持ちは −.19 でした(成果の側の測定誤差を補正した値)。そのうち、その仕事に関係する型を1つだけ測る尺度では、仕事の成果との相関は .10 でした。複数の興味を組み合わせて使った研究では、もっと大きくなっていました。上位の型が分かっても、その仕事で成果が出るかは、ほとんど分かりません。

興味と仕事の環境が合っているほうが、興味の点だけより成果と結びつく

Nye ら(2012年)は、60年分の研究から、60の研究・約568の相関を統合しました。興味は、仕事や学業の成果・続けることと関係していました。さらに、興味と職業の合い具合(一致の指数)のほうが、興味の点だけより成果と強く結びついていました。当ページが職業の例を出すのは、この「合い具合」を調べはじめるためのきっかけとしてです。

興味は大学生の年代から安定しやすい

Low ら(2005年)は、12歳から40歳までを追った研究を統合しました。興味の安定は、10代の大半では変わらず、18〜21.9歳で大きく上がり、その後の20年ほど続いていました。手を動かす活動と、自分を表す活動の興味は、ほかの型より安定していました。10代の人の今の結果は、これから変わることも多いと考えてください。

6つの型の並び(六角形)は、まとめた研究では支持されたが、国をこえて同じ形とは言えなかった

Tracey と Rounds(1993年)は、1965〜1989年に発表された104の相関行列で、ホランドの並びが「適切な表し方」だと判断しました。一方、Rounds と Tracey(1996年)は、18か国の76の行列と、米国の比較用の73の行列を調べ、ホランドの円の並びが文化をこえて同じ構造だとは支持されないとしました。抄録には、日本のデータが含まれるかの記載はなく、日本での結果は確かめていません。そのため当ページは、型の組み合わせのまとまりの判定を出しません。

興味は性格の延長ではない

Rounds と Su(2014年)は、興味は性格の特性が仕事の場面に出たものではなく、別の、安定した傾向だとまとめています。興味は、進路や仕事の選び方、成果、長く続くかを予測するのにも使えると述べています。本体の性格の診断とは別のものとして、興味を見る理由です。

出典(抄録を確認)

  • Holland JL. (1959) Journal of Counseling Psychology 6:35-45. A theory of vocational choice. doi:10.1037/h0040767
  • Van Iddekinge CH, Roth PL, Putka DJ, Lanivich SE. (2011) Journal of Applied Psychology 96:1167-1194. Are you interested? A meta-analysis of relations between vocational interests and employee performance and turnover. doi:10.1037/a0024343
  • Nye CD, Su R, Rounds J, Drasgow F. (2012) Perspectives on Psychological Science 7:384-403. Vocational Interests and Performance doi:10.1177/1745691612449021
  • Low KSD, Yoon M, Roberts BW, Rounds J. (2005) Psychological Bulletin 131:713-737. The Stability of Vocational Interests From Early Adolescence to Middle Adulthood: A Quantitative Review of Longitudinal Studies. doi:10.1037/0033-2909.131.5.713
  • Tracey TJ, Rounds J. (1993) Psychological Bulletin 113:229-246. Evaluating Holland's and Gati's vocational-interest models: A structural meta-analysis. doi:10.1037/0033-2909.113.2.229
  • Rounds J, Tracey TJ. (1996) Journal of Counseling Psychology 43:310-329. Cross-cultural structural equivalence of RIASEC models and measures. doi:10.1037/0022-0167.43.3.310
  • Rounds J, Su R. (2014) Current Directions in Psychological Science 23:98-103. The Nature and Power of Interests doi:10.1177/0963721414522812

無料でちゃんと測るなら(公的な検査との違い)

興味を調べる検査は、ほかにもあります。当ページは公的なものではありません。ちがいを並べるだけで、どれがよいかの順位は付けません。

検査 何に答えるか 時間 費用 どこで
この診断(当サイト) 仕事の活動36問に「やってみたいか」を5段階で答える 約5分 無料 このページ(端末の中だけで処理)
job tag の職業興味検査 職業への興味を答える、厚生労働省の無料の検査 10分前後(サイトの表示) 無料と案内されています 職業情報提供サイト job tag(独立行政法人労働政策研究・研修機構が作成)
ハローワークの窓口 職員に相談しながら、仕事探しの方向を考える。窓口で使う検査は、最寄りのハローワークに確認してください 相談の内容による 窓口で確認してください 最寄りのハローワーク
VPI職業興味検査 160の職業名に、興味があるかないかを答える。ホランドの検査の日本版 採点を含めて15〜20分前後(JILPT の紹介) 購入して使う(日本文化科学社が販売。JILPT は販売していません) 短大生・大学生以上が対象。紙の検査

数字は、job tag の利用規約と JILPT のVPIの紹介ページに書いてあるものだけを使いました。

この診断の作り方と限界

  • 36問は、ホランドの職業興味の理論の6つの型を参考に、当サイトが仕事の活動で書き下ろした独自の質問です。既存の検査の質問は使っていません。米国労働省の O*NET® Interest Profiler など、公開されている質問も、翻訳すると改変にあたり妥当性の研究が条件になるため使っていません。
  • 型ごとの点は、その型の質問6つの合計で、重みは全問同じです。校正も検証もしていません。回答は集めていないので、あとから直すための数字もありません。日本人の回答で確かめてもいません。
  • 「平らな形」「1位と2位はほぼ同じ」などの区切り(点の差が3以下・2以下など)は、仮に置いた値です。
  • 興味は変わりえます。ただし、研究では大学生の年代から安定しやすいとされます(Low ら 2005)。
  • 職業の例は、就業者が「自分の職業ではふつうどうか」と答えた数値から、当サイトが計算して並べたものです。回答者がその職業かどうかは本人の申告で、職業の説明ではありません。
  • 能力、向き不向き、採用されやすさ、収入は測りません。医療や診断の判断に使うものでもありません。
  • 回答と結果は、この端末の中だけで処理します。送信も保存もしません。自分の説明書にも、匿名の集計にも入りません。

よくある質問

適職診断は正確ですか?

「向いている仕事」を当てる正確さは、どの診断でも高くありません。研究では、興味と仕事の成果の相関は小さく、その仕事に関係する型を1つだけ測る尺度なら .10、1つの興味の尺度全体でも .14 です(いずれも測定誤差を補正した値。Van Iddekinge ら 2011)。当ページは、仕事の成果や採用を占うものではなく、やってみたい活動の向きを見る道具です。質問は当サイト独自で、信頼性や妥当性はまだ確かめていません。

ハローワークや job tag の適職診断は無料ですか?

job tag(厚生労働省の職業情報提供サイト)の職業興味検査は、かかる時間が10分前後とサイトに表示されていて、無料の公的なサイトとして案内されています。ハローワークの窓口では、職員に相談しながら進められます。窓口ごとの案内は、最寄りのハローワークに確認してください。当ページは公的なものではありません。

自分に合う仕事はどうやって調べますか?

興味(何をやってみたいか・当ページ)、価値観(何を大事にして選ぶか)、仕事の進め方(どうやるか)の3つは別のものです。まず3つを分けて見て、気になった職業は job tag で仕事の中身を読み、実際に働く人の話を聞いたり、体験したりして確かめます。診断だけで決めないでください。

ホランドの6つのタイプとは?

心理学者ジョン・ホランドが1959年に示した、人の興味と仕事の環境を表す6つの型です。現実的(手と道具で)・研究的(調べて考える)・芸術的(つくって表す)・社会的(人を支える)・企業的(人を動かして進める)・慣習的(整えて回す)の6つです。くわしくは、このページの「ホランドの6つの型とは」にあります。

ホランドの6つの型の頭文字は何を表しますか?

ホランドの6つの型は、英語の頭文字6つで書き表されることがあります。Realistic(現実的)・Investigative(研究的)・Artistic(芸術的)・Social(社会的)・Enterprising(企業的)・Conventional(慣習的)。上位の3つの型を並べた3文字を、ホランドコードと呼ぶことがあります。当ページは、3文字のコードは出しません。

VPIとは何ですか?

ホランドの検査の日本版で、160の職業名に、興味があるかないかを答える検査です。日本文化科学社が販売していて、労働政策研究・研修機構は販売していません。当ページとは別のもので、当ページの質問は、VPIの質問を使っていません。

高校生でも使えますか?

使えます。経験や資格が無くても答えられる文にしました。ただ、研究では、興味は大学生の年代から安定しやすいとされています(Low ら 2005)。10代の人の今の結果は、これから変わることも多いので、いまの気持ちの記録として見てください。

上位の型の仕事に就くべきですか?

決める材料の1つです。興味だけでは、その仕事で成果が出るかは分かりません(Van Iddekinge ら 2011)。職業の例は、探しはじめるきっかけとして使ってください。

ちゃんと知りたいなら

何を大事にして選ぶか、どう進めるかは、興味とは別のものです。本体の診断で、質問の出どころと測り方を情報カードに書いたうえで測れます。

興味(何をやってみたいか)、価値観(何を大事にするか)、進め方(どうやるか)は、別のものです。

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