友人関係の悩みも、性格の良し悪しから生まれるわけではありません。頼まれたらすぐ引き受ける人と、一度立ち止まりたい人とでは、負担に感じる場面が違います。この記事は「性格の5つの傾向」という切り口で、友人関係にありがちな悩みを読み解くものです。友人関係向けの行動カードは12枚あり、そのうち3枚の使い方をこの記事で紹介します。無料で、登録も不要です。短い版を選べば、約3分で結果を確認できます。
友人関係で、こんなことはありませんか
- 友人の誘いを断りたいのに、理由を考えているうちに結局引き受けてしまう
- みんなで集まる場で、自分がどう振る舞えばいいのか分からなくなる
- しばらく連絡していない相手に、今さらどう声をかけていいか迷う
- 友人の悩みを聞いているうちに、自分まで気持ちが重くなる
- お金の貸し借りで、金額も返す時期も曖昧なまま流れてしまう
当サイトで集めた性格診断の口コミで目立ったのは、次のような声でした。結果を読んでも「じゃあ次にどう動けばいいのか」が分からず、そこで止まってしまう。友人との距離感に悩んでいる時、「そうかもしれない」と思えても、振る舞いが変わらなければ意味がありません。診断ナビの記事は、友人関係の場面ごとに試せる行動・言い方の例・代案をセットにし、結果は自分で振り返れます。
同じくらい多かったのが、「診断を受け直すたびに結果が違ってくる」という戸惑いの声です。友人との関わり方は、相手が誰か、そのときの忙しさや距離感によって揺れて当然のものです。診断ナビでは、そうした揺れをふまえて結果を一つに固定せず、幅を持たせた推定として示しています。この記事も同じ考え方で書いているので、今の自分にしっくりくる部分だけを選んで試してみてください。
自分の傾向で何が起きやすいか
どの行動カードが出るかは、「性格の5つの傾向」への回答から決まります。
5つの傾向とは、次の5つです。
- 外向性
- 協調性
- 誠実性
- 情緒安定性
- 開放性
高い方が良い、低い方が良いということはなく、友人関係で助けになる場面と負担が増えやすい場面があるだけです。回答から推定した傾向のため、時期や関わる相手によって変わることがあります。
外向性。人と関わるほど元気が出る回答が多い人は、友人との予定を詰め込みやすく、気づけば予定表が埋まっていることがあります。一人の時間に落ち着きを感じる回答が多い人は、大人数の集まりの中で自分の立ち位置に迷いやすいようです。
協調性。相手の気持ちを優先する回答が多い人は、誘いを断りにくく、条件をはっきりさせないままお金を貸すこともあるようです。自分の考えをはっきり伝える回答が多い人は、意見の違いをそのまま口にしやすく、指摘が率直に響くことがあります。
誠実性。自分で片付けようとする回答が多い人は、友人を頼るタイミングを逃しやすいことがあります。その場の流れを大事にする回答が多い人は、連絡が途切れても気づきにくく、疎遠になりやすいようです。
情緒安定性。気持ちの動きを敏感に感じ取る回答が多い人は、友人の相談を受け止めるうちに、自分まで気持ちが沈みやすいようです。落ち着きを保ちやすい回答が多い人は、自分の疲れに気づきにくく、付き合いを切り上げる判断が遅れることがあります。
開放性。新しい人との出会いを楽しむ回答が多い人は、知り合って間もない相手にも自分から連絡を送りやすいようです。具体的で実用的な話題を好む回答が多い人は、友人の愚痴を聞くとつい解決策を考えたくなるようです。
一つでもしっくりくるものがあれば十分です。ピンとこなくても、それも一つの結果です。行動カードは複数の傾向の組み合わせで出ることもあります。まず短い版で自分の傾向を確かめてみてください。
行動カードの使い方(例3枚)
行動カードは1枚につき、6つの手がかりが並んでいます。まず状況でいつの場面かを示し、行動で実際に試すことを一つだけ提案します。それをどう言葉にするかが言い方、うまくいかなかった時にどうするかが代案、なぜその提案なのかを短く添えたのが根拠です。試した後は、振り返りの欄に手応えを記録します。友人関係でよく当てはまるのは、次の3枚の場面です。
例1: 友人の誘いを断りたい場面(協調性が高めの人向け)
- 行動: 断る時は、理由より次に会える時期を一つ添える
- 言い方: 「今回は無理だけど、来月また誘って」
- うまくいかない時: 理由を言いたくない時は、日程が合わないとだけ伝えます
相手の気持ちを優先する回答が多い人ほど、誘いを断ること自体に気が重くなりやすいものです。
例2: 友人の相談を延々と受け止めている場面(気持ちが動きやすい人向け)
- 行動: 話を聞く前に、今日は何分聞けるかを決めておく
- 言い方: 「20分だけ聞くね。その後は一緒に考えよう」
- うまくいかない時: 時間を区切れない時は、聞くだけで解決しないと決めておきます
気持ちが動きやすく、相手の負担まで抱え込みやすい回答の人は、聞いているうちに自分も疲れてしまうことがあります。
例3: 友人にお金を貸し借りする場面(協調性が高めで誠実性が低めの人向け)
- 行動: 貸す時は、金額と返す時期をその場で口に出す
- 言い方: 「じゃあ5千円、来月の給料日でいい?」
- うまくいかない時: 口に出しにくい時は、メッセージで金額だけ送ります
相手を思う気持ちが強く、条件を決めずに引き受けやすい回答の組み合わせだと、後から気まずさが残りやすいことがあります。
振り返りは4択だけ
試したあとにすることは一つだけです。「始めやすかった/変わらなかった/かえって負担だった/まだ試していない」の中から、その時の実感に近いものを選びます。友人関係は相手によって合う合わないが分かれやすい領域なので、負担だったカードを外していくだけでも、次に試すものが絞れます。全部のカードを使い切る必要はなく、その都度手元に残ったものだけで十分です。
残りの9枚は、この記事の下に一覧で載せています。自分にどのカードが出るかは、「性格の5つの傾向」の結果で決まります。まだ受けていない場合は、性格の5つの傾向を測ってみる(無料・約3分)から始めてみてください。短い版は10問です。
相手との違いを知る
友人関係で噛み合わなさを感じる時、それは自分の傾向だけでは説明がつかないことがほとんどです。大人数で集まって盛り上がりたい人もいれば、一対一でじっくり話したい人もいます。どちらが良い悪いということではなく、単に噛み合わせ方が違うだけです。
診断ナビの二人比較では、相手について「たぶんこう」と答えるだけで、アプローチの例が出ます。相手に通知は届きません。友人を思い浮かべながら、相手のことも考えてみる(相手には知られません)から試せます。無料で、回数の制限はありません。
比較で示すのは、違いがどこにあるかと、それを踏まえた言い方の例だけです。「相性が良い・悪い」を点数にすることはありません。診断結果で人を決めつけないための考え方です。
関係する診断
この記事の行動カードは、次の診断の結果から組み立てます。どちらも無料・登録不要で、結果まで見られます。
- 性格の5つの傾向(ビッグファイブ) ─ 行動カードの条件になる、この記事のベースになる診断です。外向性・協調性・誠実性・情緒安定性・開放性を、IPIP の項目を当サイトが翻訳した設問から推定します。短い版10問で約3分、長い版50問で約13分です。
- 大切にしたい価値観 ─ 自由・成長・楽しさ・達成・裁量・安定・調和・伝統・つながり・貢献という10個の価値観を扱います。当サイト独自の質問で、他と比べてどれを優先しやすいかを順位づけの回答から推定します。友人関係では、つながりや調和を優先しやすい人もいれば、楽しさや自由の優先順位が今回は下がりやすい人もいます。短い版10問で約3分、長い版30問で約8分です。
この記事で挙げた診断は、友人としての向き不向きを判定するものではありません。友人関係の良し悪しを示すものではありません。結果は回答からの推定で、場面や時期で変わることがあります。
自分の説明書で続きをやる
友人関係の診断結果は、そのまま「自分の説明書」に加わります。試した行動カードと振り返りは、あとでまとめて見返せます。まだ始めていない場合も、自分の説明書を育てるを開けば、そこから診断に進めます。設問や採点の仕組みについては、性格の5つの傾向の測定方法・限界と大切にしたい価値観の測定方法・限界で確認できます。友人以外の場面を読みたい時は、仕事・恋愛・家族・学び・お金の記事も用意しています。