占い・あそび
タロットの「正義」(11)
「公正」「調和」を挙げる解説があるカード。この札のページです。
絵
このカードの絵
「公正」「調和」を挙げる解説があるカード。
たとえば、友人と二人で食事の費用を割る場面で、レシートを机に広げて、どちらの言い分も聞いてから金額を決める手つきを、当サイトの絵の天秤を持つ柴犬に重ねられます。
当サイトでは、剣を「どこかで決める日」、天秤を「両方の言い分を並べる机」に置き換えて、道具を日々の場面へ引き寄せて眺めます。
当サイトの絵では、柴犬をまっすぐに座らせて、どちらの柱にも寄らない姿にしています。
当サイトの絵は、天秤と剣を手に、二本の柱の間の椅子へまっすぐ座る柴犬を描きました。
当サイトはカードに良し悪しをつけません。先のことも、他の人の気持ちも占いません。
正位置と逆位置、1911年の原典の言葉、名前と番号の違い、問いかけを、この順に載せています。
正位置
正位置はどう読まれるとされるか
この流派では、正位置の正義は「公正」「調和」の札とされます。
正位置は「冷静」「客観性」「知性」を挙げる解説もあります。
原典の正位置の語は「公平」「正しさ」「誠実」「執行」などです。
たとえば、約束の見直しや役割分担の整理で、好き嫌いを脇に置いて事実を一つずつ並べる場面です。
確かめた解説 5 件のうち、正位置の言葉として最も多く挙がったのは「公正」(5 件)です。続いて、「調和」(4 件)が挙がりました。
下の表は、当サイトが読んだ解説(検索の上位のカードのページ)が、この札に当てている言葉を数えたものです。似た意味の言葉は、当サイトが1つの呼び名にまとめました。
| 言葉 | 挙げた解説 |
|---|---|
| 公正 | 5 件 / 5 件 |
| 調和 | 4 件 / 5 件 |
| 善意 | 1 件 / 5 件 |
逆位置
逆位置はどう読まれるとされるか
逆位置は「偏り」「独断」「不公正」を挙げる解説があります。
原典の逆位置の語は、あらゆる法の分野・法律上のこじれ・偏狭・偏り・厳しすぎることです。
たとえば、自分にだけ甘く人には厳しい物差しで、同じ失敗を別の重さで量ってしまう場面です。
逆位置では、確かめた解説 5 件のうち「不公正」を挙げたものが最も多く、4 件でした。ほかには、「偏り」(3 件)が重なりました。
| 言葉 | 挙げた解説 |
|---|---|
| 不公正 | 4 件 / 5 件 |
| 偏り | 3 件 / 5 件 |
| 独断 | 1 件 / 5 件 |
文章は写していません。言葉だけを数え、1つの解説につき、正位置・逆位置とも最大3語まで記録しました。
確かめた解説(5 件・外部サイト):
- ja.wikipedia.org(2026-10-09 に確認)
- honkaku-uranai.jp(2026-10-09 に確認)
- sup.andyou.jp(2026-10-09 に確認)
- astral-voyage.com(2026-10-09 に確認)
- tarot.lunafactory.co.jp(2026-10-09 に確認)
当サイトの1枚引きは、逆位置を使わずに正位置の意味だけを見る設定にも切り替えられます。
原典
1911年の原典ではどう書かれているか
ここで引く語は、ウェイトの1911年の本の Part III「大アルカナとその占いの意味」の節にあるものです。訳は当サイトのもので、既存の日本語訳は使っていません。
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ウェイトは、正位置の語として「公平・正しさ・誠実・執行・法の場で、もっともな側が勝つこと」と書いています。
| 原典の英語 | 当サイトの訳 |
|---|---|
| Equity | 公平 |
| rightness | 正しさ |
| probity | 誠実 |
| executive | 執行 |
| triumph of the deserving side in law | 法の場で、もっともな側が勝つこと |
原典は、逆位置の語に「あらゆる法の分野・法律上のこじれ・偏狭・偏り・厳しすぎること」を並べて書きました。
| 原典の英語 | 当サイトの訳 |
|---|---|
| Law in all its departments | あらゆる法の分野 |
| legal complications | 法律上のこじれ |
| bigotry | 偏狭 |
| bias | 偏り |
| excessive severity | 厳しすぎること |
原典の語のうち、病気・寿命・事故・離婚や生死にかかわる語は、当サイトの決まりで訳していません。
名前と番号
名前と番号の違い
| 見かた | 番号 | 名前 |
|---|---|---|
| 1911年の原典 | 11 | Justice |
| マルセイユ系 | 8 | La Justice |
| 日本語 | ― | 正義・ジャスティス |
マルセイユ系では正義が 8 番・力が 11 番で、1911 年の原典とは番号が入れ替わっています。
日本語では「正義」のほか、「ジャスティス」とも呼ばれます。
力の札と番号を入れ替えた経緯は、力のページに書きました。
22枚の名前と番号の違いは、大アルカナの一覧の表にまとめています。
問いかけ
このカードを引いたときの問いかけ
先のことを聞く問いではなく、いまの自分と、これまでの自分に向けた3つの問いです。答えは書かなくて構いません。
- いま、片方の言い分だけで決めてしまっていることはありませんか。
- 自分に厳しすぎる物差しを使っていませんか。
- 釣り合いをとり直したいと感じる約束はありますか。
質問
よくある質問
タロットの正義の意味は?
この流派では、正義は「公正」と「調和」を表すとされます。当サイトでは、筋道を整える札として読みます。
正義の番号が 11 の本と 8 の本があるのはなぜですか?
ウェイトは力の札と番号を入れ替え、正義を 11 番にしました。マルセイユ系は 8 番のままです。どちらが正しいとは決まっていません。
正義の逆位置の意味は?
確かめた解説 5 件のうち 4 件が、逆位置に「不公正」を挙げています。原典の逆位置の語は、あらゆる法の分野・法律上のこじれ・偏狭などです。
正義の天秤と剣は何を表しますか?
たとえば、天秤を「両方の言い分を並べる机」、剣を「決める日」に置き換えて眺められます。裁きや罰を言い当てる札ではありません。
ほかのカード
ほかのカード・1枚引きに戻る
並べると、当サイトの絵の正義は天秤と剣を手に二本の柱の間へ座り、皇帝は石の玉座に腰かけているので、量って整える側と、決めて守る側に分かれます。
たとえば、教室で先生が全員に同じことを教える場面は教皇、二人の言い分を聞いて割り勘の額を決める場面は正義に近い景色です。
ウェイトの正位置の語は、正義が「公平」「正しさ」「誠実」などです。
同じ場面で語られることが多い札:
読み物の根拠と限界
根拠について
占い・あそびタロットは、15世紀のイタリアのカード遊びの札が、18世紀の終わりごろのフランスで占いに使う本が出たことをきっかけに、占いにも使われるようになったとされます。カードで先のことが分かるかを確かめた研究は、当サイトが2026年10月に探した範囲では見つかっていません。占い・あそびとして楽しむ読み物で、説明書の採点には使いません。だれにでも当てはまる書き方の文を、自分のことだと感じやすいことは、Forer(1949)の教室での実験で示されています。予言ではなく、カードの位置と象徴を振り返りの問いかけに使う枠組みを提案した論文(Crawford, 2026・看護の仕事の振り返りが対象で、効果を確かめた研究ではありません)もあります。
- Forer (1949) "The fallacy of personal validation: a classroom demonstration of gullibility." J Abnorm Soc Psychol 44(1):118-123. ( https://doi.org/10.1037/h0059240 )
- Crawford CL (2026) "A Holistic, Tarot-Inspired Framework for Understanding and Mitigating Burnout in Nurses Through Self-Reflection." Holist Nurs Pract. ( https://doi.org/10.1097/hnp.0000000000000801 )
- Waite AE (1911) The Pictorial Key to the Tarot. London, W. Rider(扉の書誌を確認。語は Part III §3 から当サイトの訳で引用)。
- カードごとの言葉: 当サイトが読んだ解説(1枚あたり4件以上)。出典は各ページの「解説で多い言葉」の欄に URL つきで載せています。文章は写さず、言葉だけを数えました。
- ・占い・あそびの区画です。説明書の採点・完成度には使いません。
- ・引いたカードは、この端末の中だけで決めます。送信・保存はしません。
- ・カードに良し悪しはつけません。先のことも、他の人の気持ちも占いません。
- ・意味は、各ページに「この流派では」「ウェイトは〜と書いています」の形で載せています。
- ・原典の語のうち、病気・寿命・事故・離婚や生死にかかわる語は訳していません。