占い・あそび
タロットの「月」(18)
「不安」「神秘」を挙げる解説があるカード。この札のページです。
絵
このカードの絵
「不安」「神秘」を挙げる解説があるカード。
たとえば、夜道で電柱の影が人に見え、近づいたらただの看板だった、という場面に、月明かりの下の見えにくさを重ねられます。
当サイトの絵では、柴犬と狼を並べて、飼いならされた部分と野生の部分が同じ月に反応する絵として扱います。
当サイトの絵では、水辺から這い出るザリガニを、ふだんは水の底にあって見えないものの置き場として描きました。
当サイトの絵は、二つの塔の間の道で、満月に向かって遠吠えする柴犬と狼、足元の水辺から這い出るザリガニを描きました。
当サイトはカードに良し悪しをつけません。先のことも、他の人の気持ちも占いません。
正位置と逆位置、1911年の原典の言葉、名前と番号の違い、問いかけを、この順に載せています。
正位置
正位置はどう読まれるとされるか
この流派では、正位置の月は「不安」「神秘」の札とされます。
正位置は「幻想」「直感」「混乱」を挙げる解説もあります。
たとえば、夜中に仕事のことを考え始めて、輪郭のないまま心配だけが膨らむ場面です。
原典の正位置の語は「隠れた敵」「中傷」「暗さ」などです。
確かめた解説 5 件のうち、正位置の言葉として最も多く挙がったのは「不安」(4 件)です。続いて、「神秘」(3 件)、「幻想」(2 件)が挙がりました。
下の表は、当サイトが読んだ解説(検索の上位のカードのページ)が、この札に当てている言葉を数えたものです。似た意味の言葉は、当サイトが1つの呼び名にまとめました。
| 言葉 | 挙げた解説 |
|---|---|
| 不安 | 4 件 / 5 件 |
| 神秘 | 3 件 / 5 件 |
| 幻想 | 2 件 / 5 件 |
| 直感 | 2 件 / 5 件 |
逆位置
逆位置はどう読まれるとされるか
逆位置は「明晰さ」「不安の解消」「気づき」を挙げる解説が目立ちます。
原典の逆位置の語は「不安定」「移り気」「沈黙」と、「だましや誤りの、程度が小さいもの」です。
たとえば、朝になって部屋が明るくなり、夜中の心配が半分ほどに小さく見える場面です。
逆位置では、確かめた解説 5 件のうち「不安の解消」を挙げたものが最も多く、5 件でした。ほかには、「明晰さ」(3 件)、「気づき」(3 件)が重なりました。
| 言葉 | 挙げた解説 |
|---|---|
| 不安の解消 | 5 件 / 5 件 |
| 明晰さ | 3 件 / 5 件 |
| 気づき | 3 件 / 5 件 |
文章は写していません。言葉だけを数え、1つの解説につき、正位置・逆位置とも最大3語まで記録しました。
確かめた解説(5 件・外部サイト):
- sup.andyou.jp(2026-10-09 に確認)
- tarot.lunafactory.co.jp(2026-10-09 に確認)
- rensa.jp.net(2026-10-09 に確認)
- darkforesttarotcards.com(2026-10-09 に確認)
- jobcannon.io(2026-10-09 に確認)
当サイトの1枚引きは、逆位置を使わずに正位置の意味だけを見る設定にも切り替えられます。
原典
1911年の原典ではどう書かれているか
ここで引く語は、ウェイトの1911年の本の Part III「大アルカナとその占いの意味」の節にあるものです。訳は当サイトのもので、既存の日本語訳は使っていません。
[object Object]
ウェイトは、正位置の語として「隠れた敵・中傷・暗さ・恐怖・だまし・見えない力・誤り」と書いています。
| 原典の英語 | 当サイトの訳 |
|---|---|
| Hidden enemies | 隠れた敵 |
| calumny | 中傷 |
| darkness | 暗さ |
| terror | 恐怖 |
| deception | だまし |
| occult forces | 見えない力 |
| error | 誤り |
原典は、逆位置の語に「不安定・移り気・沈黙・だましや誤りの、程度が小さいもの」を並べて書きました。
| 原典の英語 | 当サイトの訳 |
|---|---|
| Instability | 不安定 |
| inconstancy | 移り気 |
| silence | 沈黙 |
| lesser degrees of deception and error | だましや誤りの、程度が小さいもの |
原典の語のうち、病気・寿命・事故・離婚や生死にかかわる語は、当サイトの決まりで訳していません。
名前と番号
名前と番号の違い
| 見かた | 番号 | 名前 |
|---|---|---|
| 1911年の原典 | 18 | The Moon |
| マルセイユ系 | 18 | La Lune |
| 日本語 | ― | 月・ムーン |
日本語では「月」のほか、「ムーン」とも呼ばれます。
当サイトの絵では、二つの塔の間の道を、柴犬と狼が遠吠えする場面にし、足元の水辺にはザリガニを置いています。
22枚の名前と番号の違いは、大アルカナの一覧の表にまとめています。
問いかけ
このカードを引いたときの問いかけ
先のことを聞く問いではなく、いまの自分と、これまでの自分に向けた3つの問いです。答えは書かなくて構いません。
- いま、はっきりしないまま抱えている不安は何ですか。
- 夜に膨らんだ考えが、朝になって小さくなった経験はありますか。
- 揺れを、無理に決めつけずに置いておけるとしたら、それは何ですか。
質問
よくある質問
タロットの月の意味は?
「不安」を挙げる解説があり、「誤解」「夢」「直感」の語を挙げる解説もあります。当サイトでは、揺れる気持ちを無理に決めつけない札として読みます。
月の逆位置の意味は?
逆位置は「明晰さ」「不安の解消」「希望」を挙げる解説があります。
月の絵にいる犬と狼は何を表しますか?
当サイトの絵では、柴犬を飼いならされた部分、狼を野生の部分として、同じ月に揺れる姿に重ねています。
月は不安の札ですか?
「不安」を挙げる解説があり、「直感」「気づき」「夢」を挙げる解説もあります。当サイトはカードに良し悪しをつけません。
ほかのカード
ほかのカード・1枚引きに戻る
並べると、当サイトの絵の月は柴犬と狼が遠吠えする夜の絵、星は水を注ぐ静かな夜の絵で、同じ夜でも画面の音が違います。
たとえば、女教皇のように静かに待つ場面と、月のように暗い夜道で足もとを探る場面は、見えない点が同じでも動き方が違います。
ウェイトの正位置の語は、月が「隠れた敵」「中傷」「暗さ」など、星が「失うこと」「欠乏」などです。
同じ場面で語られることが多い札:
読み物の根拠と限界
根拠について
占い・あそびタロットは、15世紀のイタリアのカード遊びの札が、18世紀の終わりごろのフランスで占いに使う本が出たことをきっかけに、占いにも使われるようになったとされます。カードで先のことが分かるかを確かめた研究は、当サイトが2026年10月に探した範囲では見つかっていません。占い・あそびとして楽しむ読み物で、説明書の採点には使いません。だれにでも当てはまる書き方の文を、自分のことだと感じやすいことは、Forer(1949)の教室での実験で示されています。予言ではなく、カードの位置と象徴を振り返りの問いかけに使う枠組みを提案した論文(Crawford, 2026・看護の仕事の振り返りが対象で、効果を確かめた研究ではありません)もあります。
- Forer (1949) "The fallacy of personal validation: a classroom demonstration of gullibility." J Abnorm Soc Psychol 44(1):118-123. ( https://doi.org/10.1037/h0059240 )
- Crawford CL (2026) "A Holistic, Tarot-Inspired Framework for Understanding and Mitigating Burnout in Nurses Through Self-Reflection." Holist Nurs Pract. ( https://doi.org/10.1097/hnp.0000000000000801 )
- Waite AE (1911) The Pictorial Key to the Tarot. London, W. Rider(扉の書誌を確認。語は Part III §3 から当サイトの訳で引用)。
- カードごとの言葉: 当サイトが読んだ解説(1枚あたり4件以上)。出典は各ページの「解説で多い言葉」の欄に URL つきで載せています。文章は写さず、言葉だけを数えました。
- ・占い・あそびの区画です。説明書の採点・完成度には使いません。
- ・引いたカードは、この端末の中だけで決めます。送信・保存はしません。
- ・カードに良し悪しはつけません。先のことも、他の人の気持ちも占いません。
- ・意味は、各ページに「この流派では」「ウェイトは〜と書いています」の形で載せています。
- ・原典の語のうち、病気・寿命・事故・離婚や生死にかかわる語は訳していません。