占い・あそび
タロットの「悪魔」(15)
「執着」「欲望」を挙げる解説があるカード。この札のページです。
絵
このカードの絵
この札の名前と絵は、人や出来事の良し悪しを言い当てるものではありません。
「執着」「欲望」を挙げる解説があるカード。
たとえば、スマートフォンを置こうと思いながら、気づけば一時間眺めている夜に、当サイトの絵の台座に垂れた鎖を重ねられます。
当サイトでは、悪魔の札を「悪い出来事の札」ではなく、鎖と欲の絵として扱います。
当サイトの絵では、垂れた鎖の先に誰もつながれておらず、穏やかな顔の柴犬が鎖のそばに立っています。
当サイトの絵は、角とこうもりのような翼の衣装を着けた柴犬が、台座に垂れた鎖のそばで穏やかな顔をしている場面を描きました。鎖には誰もつながれていません。
当サイトはカードに良し悪しをつけません。先のことも、他の人の気持ちも占いません。
正位置と逆位置、1911年の原典の言葉、名前と番号の違い、問いかけを、この順に載せています。
正位置
正位置はどう読まれるとされるか
正位置は「誘惑」「欲望」「執着」「束縛」を挙げる解説があります。
この流派では、正位置の悪魔は「執着」「欲望」の札とされます。
たとえば、毎月の定額サービスを解約しそびれて、使っていないのに払い続ける場面です。
確かめた解説 5 件のうち、正位置の言葉として最も多く挙がったのは「執着」(5 件)です。続いて、「欲望」(4 件)、「誘惑」(3 件)が挙がりました。
下の表は、当サイトが読んだ解説(検索の上位のカードのページ)が、この札に当てている言葉を数えたものです。似た意味の言葉は、当サイトが1つの呼び名にまとめました。
| 言葉 | 挙げた解説 |
|---|---|
| 執着 | 5 件 / 5 件 |
| 欲望 | 4 件 / 5 件 |
| 誘惑 | 3 件 / 5 件 |
| 束縛 | 2 件 / 5 件 |
逆位置
逆位置はどう読まれるとされるか
逆位置は「手放し」「目覚め」「自由」を挙げる解説があります。
原典の逆位置の語は、弱さ・小心・周りが見えなくなることなどです。
たとえば、解約の画面まで来て、押すかどうか迷っている場面です。
逆位置では、確かめた解説 5 件のうち「手放し」を挙げたものが最も多く、4 件でした。ほかには、「区切り」(2 件)、「自制心」(2 件)が重なりました。
| 言葉 | 挙げた解説 |
|---|---|
| 手放し | 4 件 / 5 件 |
| 区切り | 2 件 / 5 件 |
| 自制心 | 2 件 / 5 件 |
文章は写していません。言葉だけを数え、1つの解説につき、正位置・逆位置とも最大3語まで記録しました。
確かめた解説(5 件・外部サイト):
- unkoi.com(2026-10-09 に確認)
- sup.andyou.jp(2026-10-09 に確認)
- tarot.lunafactory.co.jp(2026-10-09 に確認)
- rensa.jp.net(2026-10-09 に確認)
- darkforesttarotcards.com(2026-10-09 に確認)
当サイトの1枚引きは、逆位置を使わずに正位置の意味だけを見る設定にも切り替えられます。
原典
1911年の原典ではどう書かれているか
ここで引く語は、ウェイトの1911年の本の Part III「大アルカナとその占いの意味」の節にあるものです。訳は当サイトのもので、既存の日本語訳は使っていません。
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ウェイトは、正位置の語として「暴力・激しさ・並外れた努力・力」と書いています。
| 原典の英語 | 当サイトの訳 |
|---|---|
| violence | 暴力 |
| vehemence | 激しさ |
| extraordinary efforts | 並外れた努力 |
| force | 力 |
原典は、逆位置の語に「弱さ・小心・周りが見えなくなること」を並べて書きました。
| 原典の英語 | 当サイトの訳 |
|---|---|
| weakness | 弱さ |
| pettiness | 小心 |
| blindness | 周りが見えなくなること |
ウェイトの正位置の語は「暴力」「激しさ」「並外れた努力」「力」などです。並べると、「束縛」「執着」「誘惑」は、原典の「激しさ」「力」などとは向きが違います。一部の語は、当サイトの決まりにより訳していません。
原典の語のうち、病気・寿命・事故・離婚や生死にかかわる語は、当サイトの決まりで訳していません。
また、特定の出来事や人物を言い当てる形の語も、訳していません。
名前と番号
名前と番号の違い
| 見かた | 番号 | 名前 |
|---|---|---|
| 1911年の原典 | 15 | The Devil |
| マルセイユ系 | 15 | Le Diable |
| 日本語 | ― | 悪魔・デビル |
日本語では「悪魔」のほか、「デビル」とも呼ばれます。
札の名前は、悪い出来事を言い当てるものではなく、鎖や欲を象徴する存在の呼び名です。
22枚の名前と番号の違いは、大アルカナの一覧の表にまとめています。
問いかけ
このカードを引いたときの問いかけ
先のことを聞く問いではなく、いまの自分と、これまでの自分に向けた3つの問いです。答えは書かなくて構いません。
- やめたいのにやめられていない習慣はありますか。
- 縛られていると感じるものは、本当に外せないものですか。
- ゆるんだ鎖に気づいたとき、最初に何を手放したいですか。
質問
よくある質問
タロットの悪魔の意味は?
正位置は「誘惑」「束縛」「執着」を挙げる解説があります。当サイトでは、手放しにくい癖や欲に気づく札として読みます。
悪魔のカードは怖いカードですか?
この札は、悪い出来事を言い当てるものではありません。当サイトはカードに良し悪しをつけません。
悪魔の逆位置の意味は?
確かめた解説 5 件のうち 4 件が、逆位置に「手放し」を挙げています。
悪魔の絵の鎖は何を表しますか?
たとえば、スマートフォンを置けない夜や、解約しそびれた契約のように、自分でも外せると分かっている癖に重ねられます。当サイトの絵では誰もつながれていません。
ほかのカード
ほかのカード・1枚引きに戻る
並べると、当サイトの絵の悪魔は台座に鎖が垂れたまま、塔は稲妻に照らされて冠が外れかけた姿で、とどまる動きとほどける動きに分かれます。
たとえば、解約を後回しにしている契約を一覧にして、一つずつ外せるか確かめる場面は、悪魔の鎖に近い景色です。
読み比べると、月は見えないことで足もとを探る絵、悪魔は見えていても離れにくい絵で、迷う理由が違います。
同じ場面で語られることが多い札:
読み物の根拠と限界
根拠について
占い・あそびタロットは、15世紀のイタリアのカード遊びの札が、18世紀の終わりごろのフランスで占いに使う本が出たことをきっかけに、占いにも使われるようになったとされます。カードで先のことが分かるかを確かめた研究は、当サイトが2026年10月に探した範囲では見つかっていません。占い・あそびとして楽しむ読み物で、説明書の採点には使いません。だれにでも当てはまる書き方の文を、自分のことだと感じやすいことは、Forer(1949)の教室での実験で示されています。予言ではなく、カードの位置と象徴を振り返りの問いかけに使う枠組みを提案した論文(Crawford, 2026・看護の仕事の振り返りが対象で、効果を確かめた研究ではありません)もあります。
- Forer (1949) "The fallacy of personal validation: a classroom demonstration of gullibility." J Abnorm Soc Psychol 44(1):118-123. ( https://doi.org/10.1037/h0059240 )
- Crawford CL (2026) "A Holistic, Tarot-Inspired Framework for Understanding and Mitigating Burnout in Nurses Through Self-Reflection." Holist Nurs Pract. ( https://doi.org/10.1097/hnp.0000000000000801 )
- Waite AE (1911) The Pictorial Key to the Tarot. London, W. Rider(扉の書誌を確認。語は Part III §3 から当サイトの訳で引用)。
- カードごとの言葉: 当サイトが読んだ解説(1枚あたり4件以上)。出典は各ページの「解説で多い言葉」の欄に URL つきで載せています。文章は写さず、言葉だけを数えました。
- ・占い・あそびの区画です。説明書の採点・完成度には使いません。
- ・引いたカードは、この端末の中だけで決めます。送信・保存はしません。
- ・カードに良し悪しはつけません。先のことも、他の人の気持ちも占いません。
- ・意味は、各ページに「この流派では」「ウェイトは〜と書いています」の形で載せています。
- ・原典の語のうち、病気・寿命・事故・離婚や生死にかかわる語は訳していません。