占い・あそび
タロットの「節制」(14)
「調和」「自制心」を挙げる解説があるカード。この札のページです。
絵
このカードの絵
「調和」「自制心」を挙げる解説があるカード。
たとえば、味噌汁の味見をして、湯を足したり味噌を溶いたりしながら加減を整える場面に、当サイトの絵の二つの杯のあいだを移る水を重ねられます。
当サイトの絵では、片足を水辺に、片足を草地に置く姿を、気持ちと足もとの現実の両方に立っている様子として描いています。
たとえば、一日の睡眠と食事と仕事の配分を、一方の杯に注ぎ足し、もう一方の杯から引くように見直す場面にも重ねられます。
当サイトの絵は、片足を水辺に、もう片足を草地に置き、二つの杯の間で水を移す柴犬を描きました。
当サイトはカードに良し悪しをつけません。先のことも、他の人の気持ちも占いません。
正位置と逆位置、1911年の原典の言葉、名前と番号の違い、問いかけを、この順に載せています。
正位置
正位置はどう読まれるとされるか
この流派では、正位置の節制は「調和」「自制心」の札とされます。
正位置は「柔軟性」「献身」「癒し」を挙げる解説もあります。
原典の正位置の語は「やりくり」「節度」「倹約」「切り盛り」「折り合い」です。
たとえば、月末に家計と時間の配分を見直して、足りない所へ少しずつ回す場面です。
確かめた解説 5 件のうち、正位置の言葉として最も多く挙がったのは「調和」(4 件)です。続いて、「自制心」(4 件)、「柔軟性」(2 件)が挙がりました。
下の表は、当サイトが読んだ解説(検索の上位のカードのページ)が、この札に当てている言葉を数えたものです。似た意味の言葉は、当サイトが1つの呼び名にまとめました。
| 言葉 | 挙げた解説 |
|---|---|
| 調和 | 4 件 / 5 件 |
| 自制心 | 4 件 / 5 件 |
| 柔軟性 | 2 件 / 5 件 |
逆位置
逆位置はどう読まれるとされるか
逆位置は「過剰」「偏り」「節度の欠如」を挙げる解説があります。
原典の逆位置の語は「分裂」「あいにくの組み合わせ」「利害の対立」などで、教会・宗教・宗派・聖職にかかわることも並びます。
たとえば、予定を詰め込みすぎて、食事も睡眠も後回しになった週の場面です。
逆位置では、確かめた解説 5 件のうち「過剰」を挙げたものが最も多く、4 件でした。ほかには、「独断」(2 件)、「焦り」(2 件)が重なりました。
| 言葉 | 挙げた解説 |
|---|---|
| 過剰 | 4 件 / 5 件 |
| 独断 | 2 件 / 5 件 |
| 焦り | 2 件 / 5 件 |
| 偏り | 2 件 / 5 件 |
文章は写していません。言葉だけを数え、1つの解説につき、正位置・逆位置とも最大3語まで記録しました。
確かめた解説(5 件・外部サイト):
- ja.wikipedia.org(2026-10-09 に確認)
- sup.andyou.jp(2026-10-09 に確認)
- honkaku-uranai.jp(2026-10-09 に確認)
- darkforesttarotcards.com(2026-10-09 に確認)
- tarot.lunafactory.co.jp(2026-10-09 に確認)
当サイトの1枚引きは、逆位置を使わずに正位置の意味だけを見る設定にも切り替えられます。
原典
1911年の原典ではどう書かれているか
ここで引く語は、ウェイトの1911年の本の Part III「大アルカナとその占いの意味」の節にあるものです。訳は当サイトのもので、既存の日本語訳は使っていません。
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ウェイトは、正位置の語として「やりくり・節度・倹約・切り盛り・折り合い」と書いています。
| 原典の英語 | 当サイトの訳 |
|---|---|
| Economy | やりくり |
| moderation | 節度 |
| frugality | 倹約 |
| management | 切り盛り |
| accommodation | 折り合い |
原典は、逆位置の語に「教会・宗教・宗派・聖職にかかわること・分裂・あいにくの組み合わせ・利害の対立」を並べて書きました。
| 原典の英語 | 当サイトの訳 |
|---|---|
| Things connected with churches, religions, sects, the priesthood | 教会・宗教・宗派・聖職にかかわること |
| disunion | 分裂 |
| unfortunate combinations | あいにくの組み合わせ |
| competing interests | 利害の対立 |
原典の語のうち、病気・寿命・事故・離婚や生死にかかわる語は、当サイトの決まりで訳していません。
また、特定の出来事や人物を言い当てる形の語も、訳していません。
名前と番号
名前と番号の違い
| 見かた | 番号 | 名前 |
|---|---|---|
| 1911年の原典 | 14 | Temperance |
| マルセイユ系 | 14 | Temperance |
| 日本語 | ― | 節制・テンパランス |
日本語では「節制」のほか、「テンパランス」とも呼ばれます。
「節制」は、ほどよさを保つことを意味する言葉です。
22枚の名前と番号の違いは、大アルカナの一覧の表にまとめています。
問いかけ
このカードを引いたときの問いかけ
先のことを聞く問いではなく、いまの自分と、これまでの自分に向けた3つの問いです。答えは書かなくて構いません。
- いま、配分を見直したいと思う生活の場面はどこですか。
- 極端に振れたあと、ほどよい場所へ戻れた経験はありますか。
- 二つの間を行き来させたいものは何ですか。
質問
よくある質問
タロットの節制の意味は?
この流派では、節制は「調和」と「自制心」を表すとされます。当サイトでは、ほどよく混ぜ合わせる動きとして読みます。
節制の逆位置の意味は?
逆位置は「過剰」「偏り」「焦り」を挙げる解説があります。
節制の二つの杯は何を表しますか?
たとえば、一方の杯の水をもう一方へ移す動きを、味噌汁の濃さを湯で整える作業に重ねられます。
節制と力は何が違いますか?
並べると、当サイトの絵の節制は二つの杯のあいだで水を移す柴犬、力は穏やかなライオンの顔に手を添える柴犬で、手もとの動きが「注ぎ分ける」と「なだめる」に分かれます。
ほかのカード
ほかのカード・1枚引きに戻る
たとえば、味見をしながら湯を足して味を整える場面は、節制の絵に近い景色です。
並べると、当サイトの絵の恋人は向かい合う二匹の柴犬、節制は二つの杯のあいだで水を移す柴犬なので、「選ぶ」と「混ぜる」が分かれます。
読み比べると、当サイトの絵の正義は天秤で釣り合いを量り、節制は水を移して釣り合いを保つので、量る手と注ぐ手が違います。
同じ場面で語られることが多い札:
読み物の根拠と限界
根拠について
占い・あそびタロットは、15世紀のイタリアのカード遊びの札が、18世紀の終わりごろのフランスで占いに使う本が出たことをきっかけに、占いにも使われるようになったとされます。カードで先のことが分かるかを確かめた研究は、当サイトが2026年10月に探した範囲では見つかっていません。占い・あそびとして楽しむ読み物で、説明書の採点には使いません。だれにでも当てはまる書き方の文を、自分のことだと感じやすいことは、Forer(1949)の教室での実験で示されています。予言ではなく、カードの位置と象徴を振り返りの問いかけに使う枠組みを提案した論文(Crawford, 2026・看護の仕事の振り返りが対象で、効果を確かめた研究ではありません)もあります。
- Forer (1949) "The fallacy of personal validation: a classroom demonstration of gullibility." J Abnorm Soc Psychol 44(1):118-123. ( https://doi.org/10.1037/h0059240 )
- Crawford CL (2026) "A Holistic, Tarot-Inspired Framework for Understanding and Mitigating Burnout in Nurses Through Self-Reflection." Holist Nurs Pract. ( https://doi.org/10.1097/hnp.0000000000000801 )
- Waite AE (1911) The Pictorial Key to the Tarot. London, W. Rider(扉の書誌を確認。語は Part III §3 から当サイトの訳で引用)。
- カードごとの言葉: 当サイトが読んだ解説(1枚あたり4件以上)。出典は各ページの「解説で多い言葉」の欄に URL つきで載せています。文章は写さず、言葉だけを数えました。
- ・占い・あそびの区画です。説明書の採点・完成度には使いません。
- ・引いたカードは、この端末の中だけで決めます。送信・保存はしません。
- ・カードに良し悪しはつけません。先のことも、他の人の気持ちも占いません。
- ・意味は、各ページに「この流派では」「ウェイトは〜と書いています」の形で載せています。
- ・原典の語のうち、病気・寿命・事故・離婚や生死にかかわる語は訳していません。