自己主張が強いとは?
自己主張が強いとは、自分の意見や希望を人より先に、はっきり言葉にする傾向のことです。話をまとめる力になることも、衝突のもとになることもあります。
自己主張が強いのは、自分の希望を先に出す傾向からかもしれません
性格の5つの傾向(ビッグファイブ)のひとつに、協調性があります。診断ナビでは、人への関心や思いやり(共感する・人のために時間を割く)の傾向として測っています。ここが低めの人は、周りの出方を待つより、自分の考えを先に出して話を進めようとします。仕事の進め方を表す尺度の中の、はっきり意見を言う側の傾向とも重なります。
飲み会の店決め、会議の議題、旅行の行き先。誰かが決めないと進まない場面で、最初に「ここがいい」と言うのは、この傾向を持つ人であることが多いです。そのあと反対されても、理由を説明して簡単には引かないので、周りから自己主張が強い人と見られます。
診断ナビの結果は回答からの推定で、自己主張の強さを数字で決めるものではありません。同じ人でも、相手や立場で出方は変わります。
希望を言葉にするタイミングは、相手や場で動きます
長所として出る場面と、困りやすい場面
意見を先に出す動きは、場面によって推進力にも摩擦にもなります。両方を並べます。
長所として出る場面
- 決まらない会議 全員が様子見をしているときに、「まずこの案で進めませんか」と出せます。話が止まっている時間が短くなります。
- 希望を伝える場面 給与や担当の希望を、遠慮せず言葉にします。言わなかったために後悔した、ということが少なくなります。
- 頼まれごとの線引き 「それは今週は難しいです」と断れます。引き受けすぎて自分が回らなくなる事態を避けやすくなります。
困りやすい場面
- 意見が割れたとき 相手の話が終わる前に自分の案を出して、「聞いてくれない」と言われます。反論したつもりが、話し合いを止めてしまうことがあります。
- 家族や同居の相手との相談 行き先や家事の分担を自分の案で進めて、あとから「決まっていたの?」と言われます。相手は相談されたと感じていません。
- 譲ったほうがいい場面 勝ち負けの話ではないのに、引くきっかけをつかめず、ひとり言い続けてしまいます。帰り道に、少し言いすぎたと思い返します。
気が強い人と気が弱い人は、何が違うのか
気が強いは、反対されても引かず言い返す側。気が弱いは、言いたいことを飲み込む側です。気が強いと心が強いは別で、会議では一歩も引かないのに、帰り道に一人で傷ついている人もいます。引かないかどうかは仕事の進め方の診断の「主張」、傷つきやすいかどうかは情緒安定性で、別々に動きます。
気が弱いほうは、言えない理由が三つに分かれます。相手の気持ちを先に考える(協調性が高め)。言ったあとが怖い(情緒安定性が低め)。口に出すのが遅れる(外向性が低め)。「それは違うと思います」が喉まで出て「大丈夫です」と返すとき、どれが近いかで効く工夫は変わります。